選果システムのように選果機や各種搬送機器と連動して動作するシステムでは、使用するデータベースの性能は重要なファクターとなります。選果や搬送のタイミングで同時多発する読み出し、書き込み要求に応えられるものでないと使用できません。当社ではデータベースエンジンをサーバーに置き、各クライアントからのリクエストに高速に答えることが可能な、サーバー・クライアント型のデータベースを使用し、荷受け・選果・評価・製品管理などの重要なデータの管理を行っています。
 荷受け処理は、選果場に持ち込まれた生産者の荷口情報を選果システムに登録する作業を行うものです。一般的に生産者コード、品種、持ち込み量(コンテナ数、重量など)などの入力をGUIを使用したわかりやすい画面で行います。タイプによっては荷受け計量器と連動して直接計量しながら行うなど、ニーズに合わせてさまざまな方式で作成します。尚、プログラムは全て、C++にて作成しています。

 選果機より収集した、評価済み荷口のデータの編集を行う処理画面の例です。評価済みデータの内容確認や訂正処理はその荷口が選果機を流れ終わった直後から行うことが出来ますので、繁忙期などの残業時間を減らすことが出来ます。必要があれば評価伝票の発行を行うことも可能です。

  
 評価済みの荷口であれば、選果時間中でも評価伝票を発行することが出来ます。伝票に印刷する書式、内容は、各選果場様の要望を盛込んだ仕様で作成します。
 製品段ボールに捺印されたトレーサビリティーコード(通常は管理用のバーコードと共に印刷)により、選果場への問い合せが行われた場合は、本プログラムにより、製品マスターファイルを検索して、選果日時・生産者等の情報を表示します。これにより製品履歴を効率よくトレースすることが可能となります。
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